
800系の太秦天神川・京都市役所前方先頭車である800形(奇数)です。画像サイズは166x60(px)で、描画の都合上1px長くなっていますが、こうしておかないと窓が綺麗に並ばないのでやむを得ない選択です。こういう場合は無理に寸法にこだわるよりも、それらしく見えるように描く「ごまかし」のテクニックこそ必要でしょう。

描く人や対象によりけりですが、ここでは上の画像の通り16枚(背景を除く)のレイヤーを使っています。
以下、上のレイヤーについて長々と解説。果たして参考になるようなものかどうか…。
・ 屋根上
名前の通り屋根上に載っているクーラー、パンタグラフなどを描いています。場合によってはパンタグラフと冷房で2つに分けることも。
京阪800系は屋根を窪ませて最大高を低くしているので、いまいちこのレイヤーで描くものが目立たないです。
・ 反射表現
車体の肩に当たる部分は現実だと日光を反射して白く光っていますが、TKの場合は描いてやらないといけないのでここで表現。
私の場合[255,255,255]で線を引いてから不透明度で適当に調整しています。明るい車体色のせいでこれまた目立たないですが。
・ 車側灯・方向幕
そのまんま、戸ジメ知らせ灯や故障表示灯といった灯火類と方向幕を描いています。車体が一通り出来てから上から描いた方があとから修正しやすいのでこの位置に置いています。
・ 車体屋根R表現
・ 車体妻面R表現
・ 車体裾R表現
車体断面や前面・妻面のフォルム関係を表現するためのレイヤーです。いま気付いたんですが、車両によっては窓枠などとの関係があるので「車体」の上くらいに置いた方がいいですね(^_^;)
・ 金属
随分漠然とした名前のレイヤーですが、乗務員室扉脇の手すりやドアノブ、ドアステップあたりの金属パーツを表現するのに使っています。このレイヤーもあとから修正しやすいという理由でこの位置。
・ 窓枠
窓枠が際立つ車両はここで表現しています。
この車両の場合白い部分に銀色の窓枠なのでさっぱり目立ちませんが…。
・ 塗装
ここに塗装パターンを描き込み「乗算」で車体に重ねています。本当はレイヤーマスクを点けておけばカラーバリエーションを作るのが楽なんでしょうが、この車両は塗装パターンが1つしかないのでポコポコと地道に窓の部分を切り抜いてます(^_^;)
・ 車体
基本的に白い箱から窓を抜いて、ドア枠を描いただけの意外とシンプルなレイヤーです。白と言っても真っ白([255,255,255])だと塗装する時に手抜きできない(笑)のとフィーリング的な問題で私はちょっと明度を落としていますが、まあ好みの問題かと。
・ 台車
自分でやっといてなんですが、なぜ「ほろ」より上にあるのかなと(笑)
台車は別のファイルで数枚のレイヤーを使って作ったあと合成して車両のファイルに持って来ています。機会があればまたこの辺りについても述べたいですね。
・ ほろ
順番が前後しましたがここにほろと、車両によっては転落防止ほろを描いています。
800系は大谷のカーブ(R=50)などで干渉するためか、最近のトレンドには従わず転落防止ほろは取り付けられていません。
・ 床下機器
その名の通り床下機器と連結器(ものによっては別レイヤーで)を描いています。前後関係にこだわってレイヤーを分けるのも有りだと思いますが、個人的には煩雑になるのが嫌なのですべて1枚にまとめています。
・ 車体下線
私以外の人にははて?だと思うので詳しく描いておきますが、車体の下に入る1pxのラインです。車体部分は絞り込みが無い通勤車などではほぼ「板」に近いのでどうしても立体感が出しにくく、それを補うためにこの線を引いています。
他のクリエイターさんによっては引いていたり引いていなかったりで、確かに引かない方が台車取り付け部のスカスカな感じなどは実感的だと思います。この辺は描く人の好みによるのかも。
以上、各レイヤーの解説でした。もちろんこの切り方が正しいというわけではないので、これから描いてみようという人なんかはいろいろ試行錯誤して自分なりのやり方を見つけてもらえれば、と思いますm(_ _)m