半透明窓のあれこれ

 先日『東京の街に増えている、謎の「緑のビル」について』(Excite Bit コネタより)という記事を読んであれこれ考えたことについて。

 なんでも省エネ効果を狙った高機能ガラスが最近のトレンドとなりつつある中で各社から様々な色のガラスが作られていたものの、最近の不景気で各社とも様々な色のストックを抱えたくないために最も熱吸収比率が高い緑色以外はあまり作らなくなったのだとか。

 鉄道関連でも確かに言われてみると5年ほど前までは黒、紫、青といった色が採用されていたものの、ここ最近登場する車両はことごとく緑色ですね。207系に至ってはもともと黒いガラスが使用されていたのに、スペアに交換する際に「運転席側だけ緑」といったちぐはぐな組み合わせにされた車両さえあります。個人的には美しくないのでやめて欲しいんですが…(汗)

 さて、Train Kitに半透明窓機能が追加されたのは確かA03がリリースされた時からだと記憶していますが(違っていたらごめんなさい)、個人的に好きな機能なので積極的に半透明窓画像を作ってセットに組み込んでいたつもりです。作る上での苦労と言えば先頭車の長さが必ずしも200pxにならないので専用画像を作らなければならないとかいろいろありますが、一番の悩みは「何色のガラスが使われているか分からない」時があること。

 数段落前にも「緑色」と簡単に書きましたが、実際に223系2000番代やE231系500番代などを見た経験から言えば、単純な緑色ではなくやや青みがかった緑色をしていますよね。これが見る状況によっては青系のガラスと区別しずらく、ごく稀に間違ったまま描いてしまう場合もあったりします。

 もちろん資料写真を撮って来て、場合によってはPhotoshopのカラーピッカーで色を抽出しRGBの比率を見るとかいろいろやってみるわけですが、そもそも窓越しの風景に移っている可部が白くないだとか、青空のせいで青く見えるとか、対策をとっても間違える要因があるから厄介です。出来ることなら誰かにコピー用紙でも窓に当ててもらってガラス越しに見てみるのが一番いいんですが(^_^;)

 さて、この記事を書く直前に、鉄道アイコンのサイトを挙げろと言われれば多くの人がまず思いつくであろう駅旅・ゆけむり研究室さんを見ていたんですが、数日ぶりに見てみたところE259系特集がアップされていました。実を言うとE259系の窓ガラスの色に自信を持てず、場合によっては修正リリースを出そうかと検討していたくらいで、未だにちょくちょくイメージ検索をしていたほどだったので見ずにはいられなかったという事情もあったり。

 主に資料に使用しているとれいん誌のMODELERS FILEを見る限り、運転室の前方両脇の窓は明らかに緑色をしているのは明らかでしたが、どうみても他の窓は色がついているように見えなかったのでどうしたものかと困惑。インターネットで画像検索をしても、窓の色の濃さが原因で真っ黒にしか見えないものが大半で、仕方なくYouTubeで試運転風景を捉えた動画を何本か視て、ドアの部分越しに見えた蛍光灯が青色っぽかったので青色だと決めて描きました(いいのかこんなので?)。

 そして、おそるおそる新型N'EX特集の2ページ目を見ると…どうやら青色で構わなさそうですね。経験的に明らかに緑色をしたガラスのそれよりは青く見えるように思います(反論があるかもしれませんが、自分的には)。

 冒頭に触れたニュースの記事にもあるように、緑色以外のガラスのストックを抱えたくないメーカーの思惑もあると思いますが、緑色のガラスが主流になりつつあるのは間違いないでしょう。そんな中、わざわざ青色のガラスを採用してきたとすれば、E259系の設計陣はかなり美観にこだわったのではないかなという気がします。実際、海外からの旅行者にとって日本に来て始めて乗る列車であるだけに、日本の文化を感じられる高品質さを念頭に置いているそうで、これとも関係があるかもしれないですね。


 最後に、実を言うとガラスの色を誤ったまま配布している車両がひとつありまして…そのうち修正させていただきます(汗)

レイヤーの使い方など

 京阪800系を再公開しました。このまま京阪シリーズで行きたいところですが、資料を揃えるのに8000円強ほど必要なのでいまだ購入に踏ん切りをつけられずにいます(・ω・;)
 臨時収入でもあればなあ、というところですが…。

 ちなみに前回の記事の時点から車側灯表現の調整、クロスシートの描き忘れ(!)などの「バグ」取りが入ったりしています。公開する前によ〜くチェックしないと前回のように2回も修正するハメになりますので…orz

 そういえば、デオ600形はどうしようか思案中です。どうも資料が無いので…。

 さて、まだ「技術関連」カテゴリのエントリーがないので、京阪800系を描くのにあたって使ったレイヤーの数と使い道について書きたいと思います。といってもこの辺は人それぞれでしょうし、本当にそれだけなので過度な期待はしないでください(^_^;)

 以下、「続き」からどうぞ。

 800系の太秦天神川・京都市役所前方先頭車である800形(奇数)です。画像サイズは166x60(px)で、描画の都合上1px長くなっていますが、こうしておかないと窓が綺麗に並ばないのでやむを得ない選択です。こういう場合は無理に寸法にこだわるよりも、それらしく見えるように描く「ごまかし」のテクニックこそ必要でしょう。


 描く人や対象によりけりですが、ここでは上の画像の通り16枚(背景を除く)のレイヤーを使っています。
 以下、上のレイヤーについて長々と解説。果たして参考になるようなものかどうか…。

・ 屋根上
 名前の通り屋根上に載っているクーラー、パンタグラフなどを描いています。場合によってはパンタグラフと冷房で2つに分けることも。
 京阪800系は屋根を窪ませて最大高を低くしているので、いまいちこのレイヤーで描くものが目立たないです。

・ 反射表現
 車体の肩に当たる部分は現実だと日光を反射して白く光っていますが、TKの場合は描いてやらないといけないのでここで表現。
 私の場合[255,255,255]で線を引いてから不透明度で適当に調整しています。明るい車体色のせいでこれまた目立たないですが。

・ 車側灯・方向幕
 そのまんま、戸ジメ知らせ灯や故障表示灯といった灯火類と方向幕を描いています。車体が一通り出来てから上から描いた方があとから修正しやすいのでこの位置に置いています。

・ 車体屋根R表現
・ 車体妻面R表現
・ 車体裾R表現
 車体断面や前面・妻面のフォルム関係を表現するためのレイヤーです。いま気付いたんですが、車両によっては窓枠などとの関係があるので「車体」の上くらいに置いた方がいいですね(^_^;)

・ 金属
 随分漠然とした名前のレイヤーですが、乗務員室扉脇の手すりやドアノブ、ドアステップあたりの金属パーツを表現するのに使っています。このレイヤーもあとから修正しやすいという理由でこの位置。

・ 窓枠
 窓枠が際立つ車両はここで表現しています。
 この車両の場合白い部分に銀色の窓枠なのでさっぱり目立ちませんが…。

・ 塗装
 ここに塗装パターンを描き込み「乗算」で車体に重ねています。本当はレイヤーマスクを点けておけばカラーバリエーションを作るのが楽なんでしょうが、この車両は塗装パターンが1つしかないのでポコポコと地道に窓の部分を切り抜いてます(^_^;)

・ 車体
 基本的に白い箱から窓を抜いて、ドア枠を描いただけの意外とシンプルなレイヤーです。白と言っても真っ白([255,255,255])だと塗装する時に手抜きできない(笑)のとフィーリング的な問題で私はちょっと明度を落としていますが、まあ好みの問題かと。

・ 台車
 自分でやっといてなんですが、なぜ「ほろ」より上にあるのかなと(笑)
 台車は別のファイルで数枚のレイヤーを使って作ったあと合成して車両のファイルに持って来ています。機会があればまたこの辺りについても述べたいですね。

・ ほろ
 順番が前後しましたがここにほろと、車両によっては転落防止ほろを描いています。
 800系は大谷のカーブ(R=50)などで干渉するためか、最近のトレンドには従わず転落防止ほろは取り付けられていません。

・ 床下機器
 その名の通り床下機器と連結器(ものによっては別レイヤーで)を描いています。前後関係にこだわってレイヤーを分けるのも有りだと思いますが、個人的には煩雑になるのが嫌なのですべて1枚にまとめています。

・ 車体下線
 私以外の人にははて?だと思うので詳しく描いておきますが、車体の下に入る1pxのラインです。車体部分は絞り込みが無い通勤車などではほぼ「板」に近いのでどうしても立体感が出しにくく、それを補うためにこの線を引いています。
 他のクリエイターさんによっては引いていたり引いていなかったりで、確かに引かない方が台車取り付け部のスカスカな感じなどは実感的だと思います。この辺は描く人の好みによるのかも。

 以上、各レイヤーの解説でした。もちろんこの切り方が正しいというわけではないので、これから描いてみようという人なんかはいろいろ試行錯誤して自分なりのやり方を見つけてもらえれば、と思いますm(_ _)m

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kurondo
・ 兵庫県神戸市灘区在住
・ 某大学文学部2回生
・ 日々惰性で暮らしています

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